2020-07-16 Thu
こんにちは。芦田総研 大西です。
皆さん「マイナンバーカード」と聞いて何を思い出されるでしょうか。
今回定額給付金の件で、「始めて正確に知った」という方も結構おられると聞いていますが、「マイナンバーカード」とは、自分で申請して交付を受ける個人番号が記載されたプラスチック製のICチップ・顔写真付のカードのことです。
とは言え、「あ~、マイナンバーカードって、だいぶ前に国から送られてきた紙に番号が書いたカードでしょ。」と言われる方が、まだまだおられるのではないでしょうか。
この書類は正式には「通知カード」というもので、今年の5月25日に廃止されています。
廃止されてもうすぐ2か月になりますが、廃止されたことを知らない方も多いようです。
(ま、今のところ生活にあまり影響がないからかと思います)
「廃止」ということなので、今後、「紛失した」場合の再発行や「住所が変わった」「結婚して名字が変わった」といった場合の新しい住所・氏名での再発行はできません。
相続税の申告のときには、『本人確認書類』(「マイナンバーを証明する書類(個人番号確認書類)」と「身元確認書類」)として、
①マイナンバーカード(表裏)
②マイナンバー記載の 住民票の写し又は住民票記載事項証明書+顔写真付き証明書等
③通知カード+顔写真付き証明書等
のコピーの添付(本人が申告書持参の場合は窓口での提示も可)が必要なのですが、住所・氏名が変わってしまった場合は、上記③の通知カードを「マイナンバーを証明する書類」としては使えなくなりました。
逆に言えば、住所・氏名等通知カードの記載内容が、住民票の記載事項と同じであれば、引き続き使えるということになっています(今のところ) 。
引っ越しや結婚をされた方はお気をつけください。
2020-07-10 Fri
こんにちは。芦田総研 大西です。
なんと2年ぶりのブログです。
この間、私の仕事もいろいろと目新しい動きがあり、とりあえず一段落となったのでブログ復活の運びとなりました。
予定では3月ぐらいから始める予定だったのですが、コロナの影響でバタバタとし、今に至った次第です。
と言っても、過去と同じように、あわてず、あせらず、のんびりと書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2018-06-08 Fri
おはようございます。芦田総研 大西です。
時代は進んでいます。
去年の5月から「法定相続情報証明制度」が始まっています。
それまで各種相続手続きのたびに戸籍謄本の束を提出しなければいけなかったのが、一度法務局で法定情報一覧図を作成してもらうと、以後はそれが戸籍謄本の束と同じ役割として使用できるというものです。
ただ、すべての手続きに使えるわけではないのですが、この4月1日から相続税の申告にも使えるようになりました。
これで申告もかなりすっきりしそうです。
また、同じく今年の4月1日の提出から、戸籍謄本自体もコピーの提出でよくなりました。
今まで相続税申告のために+αで原本をとっていたのが、今後は不要となります。
相続税申告の実務の面からは、「だいぶ楽になったな~。」という感じです。
2018-03-05 Mon
こんにちは。とうとう、このブログも年3回ペースとなってしまいました。
(本人の心がけ次第でどうにでもなるのですが・・)
さて、今日から社会保険(健康保険・厚生年金)の届出でもマイナンバーの活用が始まりました。
ざくっと言えば、
「今まで基礎年金番号で手続きしていたものがマイナンバーに代わり、マイナンバーで把握できる情報は、届出・提出が不要になった」
ということです。
簡素かされたとは言え、届出用紙等変わるところも多いので、変更点を確認のうえお手続きいただければと思います。
2017-12-04 Mon
こんにちは。芦田総研 大西です。
早いもので今年も残すところ1ケ月となりました。
「ブログが~ ブログが~」と気になりながら、またまた4ヶ月が経過していました。
相続に関して最近よく話題になっているのは、非上場企業の株式を相続したときの納税についてです。
上場していない会社にも優良な会社はたくさんあり、それゆえ株価が高くなっています。
そんな株式を相続してしまうと、かなりの相続税がかかってきます。
上場していないので売るに売れず、かといって相続税は納めないといけない・・・・という、後継者にとってはかなりの問題事となっています。
現状でも、全株式の3分の2を上限として、8割納税を猶予するという制度があるのですが、これだと100×2/3×0.8=53%しか納税が猶予されません。
利用促進を図るため、来年の税制改正では、全株式を10割納税猶予する(100×1/1×1=100%猶予!)新たな制度となる見込みです。
今までの制度では、その他の要件も結構厳しく、なかなか利用しにくかったのですが、その当たりも緩和される見込みで、一気に利用が進むものと思います。